2015-07-26

会長勇退前の焦燥(新年勤行会 1977-01-01 東京・創価学会本部)


 ソースはカセットテープである。全国的に出回っていると思われるので、録音状態のよいものをアップしてもらいたいところ。私が初めて聴いたのは札幌の先輩宅でのこと。そこのお父さんは副支部長であった。同スピーチについては10年前に書いている。

学会の信心に無量の福運が

 だが一旦創価学会から距離を置けば、まったく違う風に聴こえてくる。昭和52年(1977年)といえば週刊誌で創価学会バッシングが行われた時期でもあり、会長勇退前の焦燥が伝わってくる。

 私ども地涌の菩薩は敢然として、まず大聖人様の遺命(ゆいめい)である正本堂の建立をしました。誰がしましたか、途中で。創価学会だ! わたくしがしたんです! そうでしょ?(会場から「ハイ」の返事)(4分20秒)

 777万7642名の創価学会員を中心とする供養の金額は355億円を超えた(正本堂建立)。それを「わたくしがした」と言い切ってしまう感覚が恐ろしい。池田はまだ40代であった。今聴くと政争のにおいしか感じ取れない。本質は暴力団の抗争と大差がないようにも思える。

 尚、動画タイトルは「創立45周年元旦表彰式」となっているが、『広布第二章の指針』では「新年勤行会」となっている。