2015-02-08

教員と生徒の私的メール、14県市で禁止

 公立中、高校などの教員がメールや無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い生徒と私的なやりとりをすることを通知などで禁止する教育委員会が、埼玉、香川、大分など11県、京都、岡山など3政令市に上ることが読売新聞の調査でわかった。
 生徒へのわいせつ行為で処分される教員が増えており、メールなどのやりとりが不祥事につながることを防ぐためだ。

YOMIURI ONLINE 2015-02-08

「禁止」という舵取りに日本の短絡ぶりが発揮されている。一種の社会的戒律といってよいだろう。日本の社会はあらゆる階層において禁忌(タブー)や不文律が網の目のように張り巡らされている。個人的には「禁止」よりも「厳罰化」が望ましいと思う。私の感覚からすれば教員と教え子の恋愛は到底考えられないが、人によってはあり得る。その自由に口を挟むつもりはない。池田の長男は関西創価高校で教員をしていた時の教え子と結婚した。激怒した池田は結婚式にも参加しなかったと伝え聞く。

 現代の若者は恋愛の延長線上に結婚があると錯覚しているがそれは違う。結婚とは飽くまでも社会的な儀式――通過儀礼(イニシエーション)とさえ考えられる――なのだ。それゆえ婚前交渉はご法度(はっと)でありながら、結婚した途端「子供はまだか?」とせっつかれる。下らない風習とも考えられるし、遺伝子をのこすための智慧と受け止めこともできる。

 生徒へのわいせつ行為を働いた教員は去勢して宦官(かんがん)にするべきだ。もちろん死刑でも構わない。ただし、こういうニュースが出回ると悪意ある生徒にハメられる教員が出てくることも想定する必要があろう。