2014-06-30

集団的自衛権を巡る公明党報道について

 公明党の一挙手一投足が日々報じられている。これほど注目が集まったことはちょっと記憶にない。私は二つの要素があると考える。一つは最後の平和の砦として踏ん張ってほしいという期待感である。そしてもう一つは「お前ら創価学会員が折伏する時に散々語ってきた世界平和って何だったんだ?」というクエスチョンである。この二つが同時に突きつけられている。

 宗教政党としての真価を発揮するなら、潔く連立離脱に舵を切ればよい。野党になったとしても政策ごとに是々非々で自民党に協力することは可能だろう。

 ところが飯島勲参与が政教分離規定の見直しに言及し、「政界の裏側では『もし、公明党が集団的自衛権に反対したら、アメリカが創価学会をカルト認定するらしい』という情報が流れはじめた」(日刊ゲンダイ)。そして矢野絢也を追い出した今、税務調査が入るようなことになれば対応できる人物が創価学会にはいない。

 というわけで公明党としては保守的な対応となることは避けようがない。そう。真の保守になったのだよ(笑)。