2012-08-18

小林節と創価学会について


 小林節の動画を見た所感を述べる。

「あの尖閣事件から1年! 憲法守って国滅ぶ」小林節

 オウム真理教事件(1989年11月の坂本堤弁護士一家殺害事件、1994年6月27日の松本サリン事件、1995年3月20日の地下鉄サリン事件)が起こり、宗教団体に対する社会の視線は変わった。バブル景気の崩壊が日本人の心に影を落としたこととも密接に絡み合っていると思う。そして戦後、初めて下野した自民党が創価学会攻撃を目的として宗教法人法改正を持ち出した(後に宗教法人法は改正され1996年9月に施行)。

 自民党の代議士は国会で週刊誌を振り上げて創価学会を悪し様に罵った。自民党は池田大作名誉会長の参考人招致を目論んだが結局、秋谷栄之助会長(当時)が出頭した。

 この時、宗教団体による政治参加を擁護した論客の代表が小林節だった。Wikipediaによれば小林は50回近くにわたり聖教新聞や公明新聞に寄稿している。

 ところが小林は創価学会と公明党が推進する外国人参政権に噛みついた。それも大阪日日新聞の連載コラム「一刀両断」で真正面から批判した。それ以降、創価学会との関係は絶えたのではあるまいか。創価学会は自分たちへの批判に対して極めて敏感で、一度でも批判を行った者を決して許すことがない。宗教的正義は狭量によって支えられている。

 学者とはいえ小林だって幸福の科学が世間からどのように見られているかは知っていたはずだ。そうしたリスクを踏まえた上で彼は番組に参加したのだろう。宗教が教義を重んじるように学問は原理を重んじる。小林は幸福実現党の政策に共感した。更にその共感を表明することを選んだ。学問に照らして正しいと判断すれば彼は直ちに行動へ移すのだろう。なかなかできることではない。

 小林節こそは学者の鑑(かがみ)である。彼の矜持(きょうじ)が私の胸を打ってやまない。

2012-08-13

ニーチェ「多く考える人は党員には向かない」



ニーチェ全集〈5〉人間的、あまりに人間的 1 (ちくま学芸文庫) ニーチェ全集〈6〉人間的、あまりに人間的 2 (ちくま学芸文庫)

たとえ正論でも、群れから離れて論陣を張れば干される



戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

2012-08-12

ニーチェ「自力だけに頼る愚者であるほうがましだ」



 そして「教祖の見解」に便乗するのが信者といえよう。アルハット(阿羅漢、独覚=縁覚)の否定に大乗成立の鍵があると思う。

ツァラトストラかく語りき 上巻 (新潮文庫 ニ 1-1) ツァラトストラかく語りき (下巻) (新潮文庫)

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